Mac+AtomでPlantUMLを使う

MacでPlantUMLを使おうとしたときに少しつまずいたのでメモを残しておきます。

PlantUMLを素で使うこともできますが、Atomエディターを使うとリアルタイムに図が反映されて便利そうなのでAtom+plant-uml-viewerを利用することにしました。

参考: AtomとPlantUMLで爆速UMLモデリング - Qiita

Graphvizのインストール

PlantUMLはGraphvizを利用します。

最初にMacPortsGraphvizをインストールしたところ図がうまく表示されないことに気づきました。

原因はGraphvizのバージョンです。2.38以下でないと図が正常に表示されません。

参考: Frequently Asked Questions

Graphviz 2.38 を簡単にインストールする方法が見つからなかったので、

ソースからコンパイルしてインストールする方法をとりました。

Graphviz 2.38をソースからコンパイル

Graphviz 2.38: graphviz-2.38.0.tar.gz - Google 検索

Graphviz 2.38 Patch: graphviz-2.38.0-consolidated_fixes-1.patch - Google 検索

# tar.gzを展開
tar xzvf graphviz-2.38.0.tar.gz
# パッチの適応
patch -p1 -d graphviz-2.38.0 < graphviz-2.38.0-consolidated_fixes-1.patch

コンパイルに必要なツールのインストール(Optional)
ここでGraphvizコンパイルに必要なautoconfとautomakeがインストールされていなかったのでインストールしました。

sudo port install autoconf automake

これでコンパイルの準備が出来たのでコンパイルを試すのですが、エラーが発生しました。
pangoft2が見つからないとエラーが出ました。(pango自体はインストールしている)

checking for pangoft2... no
configure: error: Package requirements (pangoft2) were not met:

No package 'pangoft2' found

色々試してダメだったので、pangocarioをオフにしてコンパイルすることにしました。

# Graphviz 2.38をソースからコンパイルの続き
./autogen.sh --with-pangocairo=no
./configure --with-pangocairo=no
make
sudo make install

以上でGraphviz 2.38のインストールは完了です。

Atomのインストール

https://atom.io/ からダウンロードしてインストール

plantuml-viewerインストール

AtomのSettings>Installからplantuml-viewerを選んでインストール

以上でMac+AtomでPlantUMLを使えるようになりました。(えらい苦労した)